1、目的をハッキリさせる!
新築工事と比較して、リフォームは何のために行なうのかという「目的」をハッキリ させることが大切です。性能を維持させるためのメンテナンスリフォームなのか、 間取りや設備を変える大規模リフォームなのか、そして自身のライフプラン (人生設計)と照らし合わせながら計画的に行うことが必要です。
戸建てリフォームは、工事内容自体は自由ですが、構造躯体に影響を 受けます。構造を無視した増改築や間取りの変更は、耐震・耐久性を落とすこと につながり、住む人の安全性にも関わってきますので慎重に対処しなければ なりません。
2新築工事より難しい リフォーム工事
全てがゼロの状態からおこなう新築工事と比較して、リフォーム工事は 全てにおいてムダをともないます。リフォームではどんな工事においても既存の 素材が存在し、新たな工事金額以外にその素材自体を撤去、処分する費用が 余計にかかります。しかも撤去する際に、その素材が他の素材とつながっている 場合、その他の素材の養生費、もしくは補修費も必要となるのです。その上、 築年数にもよりますが、構造躯体自体がどのようになっているのか見積り時点 では想像の範囲内でしかなく、実態は壊してみないとわからないことも多いのです。
また、住みながら行なえるような簡単なリフォームであればいいのですが、 たいていは、仮住まいを必要とするので、引越し・仮住まい費用も見ておくことも 必要となります。リフォームは、安くて簡単という考えはあてはまりません。